ボードゲームといえば一人一人が敵対して戦う対戦型を想像するかもしれませんが、実はみんなで協力してクリアを目指す「協力型」ボードゲームなんてものがあります。
協力型は、ワイワイガヤガヤ、みんなと相談しながら力を合わせてプレイするので、他プレイヤーとの距離感を縮め連帯感が生まれます。
なんといっても、みんなと協力してゲームをクリアした時の達成感は格別です。
そこで今回は、親子で協力して遊べるおすすめ「協力型ボードゲーム」ご紹介します!
あわせて読もう!
【2歳以上】はじめてのゲーム・果樹園
人数 | 1~4人 | 推奨年齢 | 2歳以上 |
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所要時間 | 10分 | 難易度 | ★☆☆☆ |
果樹園の洋ナシ、りんご、青りんご、プラムをカラスに横取りされないようにみんなで協力して収穫する協力型ゲームです。
色サイコロを振って、出た目の色に合わせて、果樹園の洋ナシ、りんご、青りんご、プラムを1個ずつカゴに入れて収穫していきます。
一方、カラスの目が出るとカラスが一歩ずつ果樹園に近づいてきます。果樹園にカラスが着てしまうと果物をすべて横取りされて負けてしまいます。その前に、すべての果物が収穫して勝利を掴もう!
誰か一人が勝つのではなく、みんなで頑張ろうという連帯感を体験できたり、カラスが迫るドキドキ感も楽しめます。
ルールはとても簡単なので、2歳からでも遊べるようになっています。
ゲームの雰囲気を動画で見てみよう!
【5歳以上】メルヘン王国を救え!
人数 | 2~4人 | 推奨年齢 | 5歳以上 |
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所要時間 | 30分 | 難易度 | ★★☆☆ |
みんなで力を合わせ、おとぎ話嫌いな王様によって失われた12の物語を取り戻すゲームです。
ゲームのあらすじを読むと、メルヘン王国の世界に入り込んでしまいそう・・・。
ゲームのあらすじ
昔々あるところに、ひとつの小さな王国がありました。
この国では、暇さえあれば、どこかで誰かがメルヘンの本を手に取って、まわりのみんなに物語りを読んで聞かせたものでした。
ところが、新しい王様が王位に就くと、人々が物語りにうつつを抜かさぬよう、国中のメルヘンの本をかき集め焼き払ってしまいました。
そして、最後の一冊を王様の手によって真っ二つに。裂かれたページは、風に吹かれ城の庭園のそこかしこに散っていきました。
するとたちまち王国の空は光を失い、葉もなく花もなく、ただ灰色の草ばかりの枯れ果てた姿に変わってしまったのです。
時がたつにつれ、人々の心にあった物語も次第に忘れかけていました。
そんなある日、物語を忘れていない心ある子どもたちが、王様の目を盗んで、勇敢にも城壁の外の桜の木に登り、枝をつたって庭園に忍び込み、失われたメルヘンの本のページを探し始めたのでした・・・。
庭園に埋まっている散らばった物語を探すため、庭の土タイルをスライドさせて絵柄がひとつの物語になるようにペアを見つけます。いわゆる神経衰弱です。
絵柄のペアを見つけ物語を蘇らせると、庭園の土が緑に戻ります。
緑に戻ったタイルはコマを進めることができるので、失われた物語を集めつつ庭園から脱出を図ります。
王様がお城の周りをぐるり1周して戻ってくる前に、12の物語を蘇らせてお城から脱出すれば勝利です。
最終的に物語のページはひとつに束ねられて一冊の本となります。
本が完成したときの達成感もひとしお。
役割分担をして、親子で力を合わせてプレイすると楽しいですよ。
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【6歳以上】バンディド
人数 | 1~4人 | 推奨年齢 | 6歳以上 |
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所要時間 | 15分 | 難易度 | ★☆☆☆ |
牢屋に捕えた盗賊(バンディド)を逃がさないように、みんなで相談しながら協力して盗賊の逃げ道を塞ぐカードゲームです。
ルールはとても簡単!
中央に配置されたバンディドの牢屋カードから延びる逃げ道を通路カードで塞ぐだけ。
山札が無くなるまでの間にすべての逃げ道を塞ぐことができれば勝利です。
一見、簡単そう!と思いきや、なかなか思い通りに逃げ道が塞げず、逆に経路が増えていく・・・そんなジレンマが面白いです。
協力型ゲームは複雑なルールの作品が多いけれど、このバンディドは数分でルール説明を終えてゲームを開始できるところが素晴らしい!
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【8歳以上】お化け屋敷の宝石ハンター
人数 | 2~4人 | 推奨年齢 | 8歳以上 |
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所要時間 | 30分 | 難易度 | ★★☆☆ |
お化け屋敷にある幻の宝石をみんなで協力しながら集めて脱出する協力型ゲームです。
プレイヤーは宝石ハンターとなって、幻の宝石があるというお化け屋敷を探索。8個すべての宝石を持ち出せばクリアとなります。
しかし宝石を持ち出すには部屋の中に潜むオバケを退治しなくてはいけません。
宝石を探している間にもオバケはどんどん増えていき、オバケが1部屋に3体揃うとパワーアップして赤い悪霊に変身!
悪霊の数が6体になると「ゲームオーバー」になってしまうため、ハンターたちはオバケが悪霊にならないようお化け退治をする必要があるのです。
オバケは1人でも退治することはできますが、他のハンターと協力した方が退治しやすいです。悪霊はハンターが2人いないと退治できないので仲間と相談して挑みましょう。
協力型ゲームならではの連帯感やドキドキ感が楽しめるのが魅力的。
お化け屋敷という世界観を堪能でき盛り上がれるのでおすすめです。
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【8歳以上】パンデミック
人数 | 2~4人 | 推奨年齢 | 8歳以上 |
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所要時間 | 45分 | 難易度 | ★★★☆ |
全員で協力・連帯を取りながら、世界に蔓延する病原体の感染拡大を防ぎつつ、ワクチンを完成させて世界を救う協力型ゲームの最高峰です。
ゲームの目的は、世界中に病原体が蔓延する前に4種類のワクチンを作って感染拡大を防ぎ人類を救うこと。
「医者」や「科学者」「衛生兵」などの医療研究チームの一員となり、各自の特別な能力を駆使して相談・連携を取りながら病原体に立ち向かいます。
ある期間が過ぎるとエピデミック(局地的感染)が発生して爆発的な拡散が起こってしまうので、みんなで相談しつつ早めにワクチンを開発しましょう。
アウトブレイク(感染爆発)で抑えられなくなる前に、4種類のワクチンが作れれば人類の勝利となります。
ゲーム難易度は簡単にクリアできないようになっています。
人類を救った時の達成感は最高!
病原体が世界中に広がっていく焦燥感や切迫感を感じながら、戦略を練る楽しさを味わえます。
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【10歳以上】スコットランドヤード
人数 | 3~6人 | 推奨年齢 | 10歳以上 |
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所要時間 | 45~60分 | 難易度 | ★★★☆ |
1人が怪盗Xとなり、ロンドン市内に潜伏。
残り全員でスコットランドヤード(ロンドン警視庁)の捜査官となって怪盗を逮捕に追い込む、推理と心理戦が楽しめる協力型です。
怪盗Xと捜査官側に分かれて、ロンドン市街の地図が描かれたボード上を「地下鉄」「バス」「タクシー」「フェリー」で移動します。
怪盗は紙に居場所を記しながら、地下鉄やバスなどの交通手段チケットを使って移動していきますが、ボード上では怪盗の居場所は分かりません。
ただし時々、怪盗の目撃情報が入るので、その度に怪盗はコマをボード上に置いて居場所を明かしていきます。
捜査官側は、怪盗が移動するたびに交通手段のヒントが手に入るので、その情報を基に怪盗がどのように移動したか推理して居場所を掴むのです。
捜査官側は仲間と推理や相談しながら包囲網を作り、怪盗の居場所を突き止めて逮捕できたら勝ち。怪盗は24時間に逃げ切ったら、怪盗の勝ちです。
子供から大人まで推理と心理戦が楽しめるおすすめボードゲームです。
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