愛媛県美術館で開催中の「バンクシー＆ストリートアーティスト展 ―ストリートアートの進化と革命―」へ行ってきました！

愛媛県松山への旅行のついでに、ふらっと立ち寄った「バンクシー＆ストリートアーティスト展」。
バンクシーの存在は知っていましたが、実際に展示されている彼のメッセージ性の強いアート作品に目を奪われました。
ストリートアートの進化が詰まった内容にすっかり夢中になってしまいました！

バンクシー＆ストリートアーティスト展
―ストリートアートの進化と革命―

２０２４年９月７日（土）〜１１月１７日（日）まで、愛媛県美術館で開催している「テレビ愛媛開局５５周年記念　バンクシー＆ストリートアーティスト展　―ストリートアートの進化と革命―」。
バンクシーを中心に、グラフィティアートの黎明期から現代に至るまでのストリートアートが展示されています。
１９７０年代のニューヨークで始まったタグ文化から、バンクシーをはじめとする世界的に有名なアーティストたちの作品が並び、約９０点に及ぶアートが一堂に会する貴重な機会です。

というわけで、その模様を写真中心でお送りします。

イベント名	テレビ愛媛開局５５周年記念バンクシー＆ストリートアーティスト展 ―ストリートアートの進化と革命― BANKSY & STREET ART (R)EVOLUTION
期間	２０２４年９月７日（土）〜１１月１７日（日）
時間	９時４０分～１８時
会場	愛媛県美術館 https://www.ehime-art.jp/
観覧料	一般：１,８００円高大生：１,５００円小中生：１,０００円
公式サイト	https://www.ebc.co.jp/banksy/

その原点はグラフィティ

この展示では、ストリートアートの進化と革命の歴史を一望できる内容となっています。ストリートアートが最初に脚光を浴びたのは1970年代のニューヨーク。当時の若者たちが、貧困や治安の悪化など社会不安を背景に、地下鉄や駅構内に「タグ」と呼ばれるサインを描き始めたのがきっかけでした。

そこから、グラフィティアートは徐々に広がり、ファインアートの世界に橋渡しをしたアーティストとして、キース・ヘリングやジャン＝ミシェル・バスキアなどが登場。
彼らの作品も、この展示で見ることができます。

バンクシーの世界を堪能！アートシーンに刻まれた時代の転換点

バンクシーの作品は、見る人の心を掴んで離さないメッセージ性が魅力です。
彼のアートはただの絵ではなく、社会や文化に対する鋭い視点が込められています。「これ、どういうこと？」と考え込んでしまうような作品が目白押しです！

バンクシーの代表作「Girl with Balloon（風船と少女）」は、誰もが一度は見たことがある有名な作品でしょう。この作品は２００２年にロンドンの壁に初めて描かれ、その後さまざまな場所で見かけるようになりました。

特に注目を集めたのは、２０１８年の「シュレッダー事件」。オークションで落札された瞬間、額縁に仕込まれたシュレッダーが作動し、作品が裁断されてしまったんです。その後、この作品は「Love is in the Bin（愛はごみ箱の中に）」と改名され、アート史に残る出来事となりました。

バンクシーのユーモアと批判精神が詰まったこの作品は、今も多くの人々に強い印象を残しています。

バンクシーの作品の中でも有名な巨大なステンシル作品「Love is in the Air（愛は空中に）」。
一度は見たことがある人も多いかもしれません。暴徒のような男が火炎瓶の代わりに花束を投げている、シンプルだけど強烈なメッセージが詰まった作品です。目の前にすると、その迫力に圧倒され、思わず見入ってしまいました。